PMS・PMDDの薬を飲み始めた話

長く苦しみ続けいよいよクリニックに行ってみた。

慰め?

日曜、3回目の診察へ行ってきました。

 

今回も、偶然日曜が休みだったのでこの日を予約したのですが、

前回の日曜とは違う先生の代診でした。

 

正直、今回の先生が一番苦手だなと感じました。

 

というのも、なんだかコメントの一つ一つが「慰め」みたいで。

 

「何か、やっていてリラックスできるなと思うことはありますか?」

「それをなるべくやるようにすると、良いかもしれませんね」

 

…それが難しいから、セルトラリン飲んでるんじゃない?

 

そんなこと、お医者さんにお金を払って言われなくたって、

誰でもわかること。

気休めにすらならない。

怒りを感じることはなかったですが、ちょっと呆れてしまいました。

 

「だんだん良くなっていくと良いですね」

 

って、人ごとか。

この先生から今日薬を処方されるのか…と思うと、なんだか不安でした。

 

でも、「どうですか最近?」となんとも腑抜けな質問をされて、

自分なりに答えていて、客観的な目でこの1ヶ月を見られたのも事実。

薬を飲む前と明らかに変わったのは、「怒り」の感情を

ほとんど感じなくなったことでした。

 

これまでの私は、周りの人が少し力を抜いていようものなら

すぐにイラっとして、「ここがダメなんだ」とすぐに相手のことを嫌いになっていました。

仕事が遅い人、ついつい誰かとおしゃべりしちゃう人のことを、

個性だとか、まぁ仕方ないか、とは思えずに、

小さい場面でもいちいち、すべてのことに対して怒っていました。

イラっとする沸点が、たぶん40℃くらい。

すぐにイラっとして、正しさを自分の中で理論づけて、その人と距離をとって。

 

でも同時に、そんな自分に嫌悪感を強く感じてもいました。

「なんで流せないんだろう、笑って許せないんだろう」と。

そう感じるたびに、どんどん自分のことを責めてしまい、

あれ、もしかして私の方が悪いのかも、私の方が劣っているのかも、と思うように。

 

すごくおかしいんです。

他人に対して猛烈にイライラしているのに、同時に自分のことを猛烈に責めている。

すごく苦しいです。

こんなのやめたいのに。

「正しく」より、「やさしく」いたいのに。

 

だけど、セルトラリンを飲み始めてちょうど1ヶ月、

まだまだ日によって波があり、落ちる日はとことん落ちるけれど、

劇的な変化を一つだけ挙げるとしたら、

 

怒りを感じなくなった。他人に対してイライラしなくなった。

 

これは、自分でも自信を持てるくらい、はっきりとした変化でした。

他人が変わってくれた訳ではありません。

自分の感覚が、変わったのだと思います。

こんなにイライラしない日々は、近年ではほとんど無かったので、

きっとセルトラリンの効果と言って良いのではないかと思います。

 

これだけでも、この1ヶ月、不安や眠気と戦った甲斐はあった。

少しだけ救われました。

 

でも、やっぱり不安になったり、人混みが嫌だったり、急に気分が落ちたりするのは、

まだまだ変わっていません。

ひどい日は、セルトラリンを飲んでいるのに、「死にたい、消えたい」と

今だに心から思ってしまいます。

まだ、私の治療は道半ばなんだろうだと、改めて厳しさを感じています。

 

今回の先生が、最後の方に言った言葉。

先の言葉と同じく、慰めだったのかもしれないけど、

でも少しだけ、自分の中に次への希望が持てました。

 

「まずイライラがなくなって、不安がなくなるのは、次のステップなのかもしれないですね」

「段階を踏んで良くなっていく人が多いです」

 

信じていいなら、まず1番目の段階をクリアして、次へ進めたと思って良いのでしょうか。