PMS・PMDDの薬を飲み始めた話

長く苦しみ続けいよいよクリニックに行ってみた。

人と比べて、落ちる

昨日とおとといは、気持ちが落ちてしまってダメでした。

 

この「ダメ」という言葉、

自分に対してどれだけ使っているでしょうか。

しんどさや苦しさが強くなってきたここ1年は、無意識に、頻繁に、使ってしまっています。

 

1泊で実家に帰っていたのですが、

普段なら「ついでにあそこ行ってみたいな」という気持ちが今回湧かず、

おばーちゃん家で一日中ゴロゴロしたりテレビをみたり。

あと、やっぱり眠気が強くて、うつらうつらしたり。

 

でもそうしているとだんだん、

「なんでこんなにやる気出ないんだろ。

せっかくだからどこかに行けばよかったかな。

でも行きたいところが全然思い浮かばない。

やっぱり前よりダメになってるのかな…。

さぼってるよな…。」

と、そののんびりした時間すら楽しめなくなってきます。

 

そのうち、ばーちゃんが暇だからと、私に持たせるおいなりさんを作り始めたりします。

私は、すごく嬉しい反面、

「あーーー、ばーちゃんより動けてない、やる気の出ない、私って何なんだ」

と、そこまで追い詰められてしまう。

 

おまけに外はどんより梅雨の空。蒸し暑くて、ズボンの中にも汗が滲みます。

もう、完全終了です。こうなると。

すべての思考がストップ。

また目を閉じて、眠りの世界へ逃げてしまいます。

 

実家で母や妹がワイワイ喋っているのを見たり、

子どもを連れて顔を見にきた妹に、「ごはん食べてけば?」と声を掛ける母を見て、

落ち着く光景な反面、自分のダメさがずしんと身体に響いてきたり。

 

「そっか、疲れたり無理だったり、楽しいときに、

ごはんご馳走になるのは何にも悪いことじゃないし、甘えとかでもないんだなぁ。

私はどんなに疲れてても、何があっても、

自分のごはんの心配をしてくれるのは自分しかいないし、

お金がなくても自分一人の力で食べなきゃいけないもんなぁ。」

 

今まで、実家の近くに住んで、困ったときにすぐ手を貸してもらえる妹たちのことを

私は「怠けている、甘えている、自立していない」と感じていました。

 

でも実際は、付かず離れずの距離を上手いこと取って生活してくれています。

両親も60を過ぎ、そういう距離感に妹たちがいてくれることは、

安心感もあり、寂しくも無いでしょう。

両方が幸せなので、これでオッケーなのです。

 

変に、頑なに、「あの子は怠けている」と感じていた私の方が、

心が狭く、不幸せな考え方をしていました。

30を過ぎて数年が経ち、やっとそう思えるようになりました。

 

そうなれて、じゃあ仲良くやればいいや、

とまっすぐに直せない自分に、今度は焦点が当たります。

 

私はなんて愛のない人間なんだろうなぁ。

なんで私もこうなれないんだろう。一人でいつも苦しんでばかりいる。

こうなりたいと思った訳じゃ無いのに、なんで、なんで。

 

こんなふうに感じてしまって、表には出ないけれど、心の中は真っ暗。

東京へ戻る電車の中で、涙がどんどん流れてきました。

人と比べて、自分がとてつもなくダメな、ひとりぼっちな人間の気がして、

とてもつらかった。

 

薬の飲み始めてから、ずっとどこか平坦で、

「泣く」というくらい感情が振れることがなかったので

久しぶりに自分の涙を肌に感じました。

 

なんだか、この数日は、平坦というより、気持ちが落ちています。

やっぱり薬を増やしてもらっておいた方がよかったのかも。